クロアチアが2013年7月にEU加盟! EU28カ国体制へ
欧州連合(EU)の欧州委員会は、2013年7月にクロアチアのEU加盟を提案する方針を固めました。
クロアチアは、2005年からEUと加盟交渉を開始。EU加盟候補国となり、11年6月8日現在で加盟に必要な35分野のうち31分野の交渉が終了しました。6月下旬に開催されるEU首脳会議で承認された場合は、クロアチアは正式にEUへの加盟を果たします。
EUは2007年に、ブルガリアとルーマニアを加盟国として受け入れています。もし、クロアチアが加盟すれば、現在の27カ国から28カ国体制となることが決まります。
加盟国間では、労働と資本の移動が自由になるので経済状況が活発化するメリットがあると同時に、通貨はユーロに統一されるので、両替の手間がなくなります。
逆に、加盟国間の人々が自由に行き来できるようになるため、失業率があがったり、国内の治安が悪化するなどの恐れもでてきます。また、通貨がユーロになれば、日本人旅行者にとっては、クロアチアの物価があがることも考えられます。
現通貨単位のクーナ(Kn)がなくなるかもしれないのは少し寂しい気もしますが、EUに加盟することでクロアチアの経済がより発展の方向に向っていくならば、それは素直に応援したいところです。
(2011年6月9日 掲載)
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