古都トロギールへ/4日目:シベニク編
14時20分。バスはトロギールを目指して出発しました。
トロギールまでの所要時間は、約1時間。あっという間です。このバス移動の時間が、ちょっとした休憩時間だったりします。バスは海沿いに走っているので景色がとてもキレイです。
ボートの影が海の底に映るのは水が透きとおっている証拠ですね。
15時20分、世界遺産都市トロギールに到着です。
トロギールは、周りを城壁に囲まれたとても小さな島で、端から端まで歩いても10分程度、20分もあればぐるりと外周を1周できてしまうほど小さな街です。
上空から見下ろすと長崎の出島ように孤立しており、クロアチア本土とチオヴォ島(otk Čiovo)とは橋で結ばれています。
まずは、明日のスプリット行きのバスの出発時刻を確認しておきます。時刻表を見ると、どうやら平日は20分おきにバスがでているようです。日曜日だからか、もしくは15時を過ぎたからなのかはわかりませんが、チケット売り場はお休みでした。
因みに、クロアチアでは「曜日」を英語で表記せず、クロアチア語で書かれていることがほとんどです。なので、時刻表を見ても何曜日のスケジュールなんだか、さっぱりわからないことがあります。現地に行く前に、クロアチア語の曜日は必ず覚えておくようにしましょう。
「SUBOTA」は「土曜日」、「RADNI DAN」 は「working day」(つまり平日)、「NEDJELJA」は「日曜日」をあらわしています。
トロギールを観光する前に、まずはホテルへと向かいます。橋を2つ渡った先のチオヴォ島に、今日、僕たちが宿泊するホテルがあります。まず最初にひとつめの橋を渡ると、そこはもうトロギールです。
トロギールの外周の一部は自動車が通れるようになっており、たくさんの車が行き交っています。その運転はクロアチア人らしく、乱暴そのもの。でも、ひとたび歩行者が横断しようとすると、わざわざスピードを落として止まってくれます。
外国人に優しいだけなのか、それとも歩行者全員に優しいのかはわかりませんが、日本のように横断歩行者よりも先に右左折しようとする日本人とは違って(もちろん、全員がそうとはいわないが)、クロアチア人のほうがジェントルマンな印象を持ちました。
そもそも今の日本の交通事情は、対向車や歩行者の迷惑も考えずに、自分さえ明るければ良いとライトを必要以上に上向きに調整していたり、まぶしいライトにつけかえていたりと、相手への思いやりがない人が多すぎですよね。クロアチアでは、そんな車、一台たりとも見かけませんでした。日本人も見習ってほしいものですが・・・。
スーツケースを転がしていくには、外周の道路を通ったほうが歩道がキレイに舗装されているのでオススメですが、僕らは早くトロギールの市街を見たいというはやる気持ちを抑えられず、市街の中央から突っ切って反対側まで歩いていきます。すると、5分と歩かないうちに、反対側の岸にたどり着きました。
海の向こう側には、すでに今日の宿泊ホテル「Villa Sikaa」 が見えています。ホテルからトロギールの街並みが見渡せる最高のロケーションです!
オシャレな船がたくさんあります。真っ直ぐ歩いていった角を右に折れ、橋を渡れば Villa Sicaa に到着します。