クロアチア航空の厚意/2日目:韓国で待機編
韓国からフランクフルト行きの飛行機が出発する前に、前もって予約しておいたホテルと航空券の予約をキャンセルする手続きをしました。
まずは、今回のフライト遅延の影響で行けなくなってしまったクロアチアのザダルのホテルを Booking.com 経由で予約のキャンセルをしました。前日のキャンセルでしたが、キャンセル手数料は20%ほど戻ってきました。前日なのでキャンセル手数料は全額かと思っていましたが、少し得した気分です。
次に、クロアチア航空の予約チケットをキャンセルしようとしましたが、クロアチア航空のWebサイトからは予約をキャンセルするページが見つかりません。搭乗手続きまでの時間も迫っていたので、拙い英文ながら予約キャンセルのメールを以下のように送ってみました。
I will cancel flight |
するとその12分後、搭乗ゲートへと向かう途中でクロアチア航空から僕のGMail 宛てに返信が帰ってきました。メールの内容は、「日本の現在の状況のため、我々はチケット代金を全額返金します」というものでした。
FlyOnLine <FlyOnLine@croatiaairlines.hr> 2011年3月18日23:35
|
メール本文内のsituation というのはまず間違いなく、東日本大震災や原発のことを指しているものと思われます。クロアチアに行く前にクロアチアのことが好きになりそうな出来事でした。
フランクフルト行きの飛行機が離陸した後に気づいたのですが、そういえばザグレブからザダル行きの航空チケットって、キャンセルするまでもなく、すでに出発してしまった後だったことに気づきました・・・(笑)。
出発後のキャンセル通知なのに、全額返金対応してくれるなんて、クロアチア航空はなんて親切な航空会社なんだ!
無駄と思えることでも、ひとつずつ積み重ねて実行していくことで、良いことはめぐってくるものなんだなと感じました。
深夜0時過ぎ。ついに飛行機はインチョン国際空港を出発しました。外は真っ暗闇でなにも見えませんでしたが、クロアチア航空のおかげでクロアチアに行くのがさらに楽しみになってきました。