クロアチア、最後の晩餐/10日目:ザグレブ編

 

日本大使館前の通りをまっすぐ向かい、Praška通りに出た後はトラムに乗ってイェラチッチ広場(Jelačića)の停留所まで行きます。そこからホテルの部屋に戻って、夕食の作戦会議。

「最後のクロアチアだから、日本料理屋がいいよねー」ということで、「TAKENOKO」か「Sora」のどちらかにしようか悩み、どうせならカプトル方面(Kaptol)に行ってみたかった僕の希望もあり、「TAKENOKO」に決定しました。

さっそくパソコンを起動し、GPSにお店の緯度経度を登録!

Bakačeva通りを通って、聖母被昇天大聖堂の前を通り過ぎ、まっすぐに歩くこと20分ぐらい。KAPTOL CENTERという地名そのまんまのショッピングセンターが見えてくるので、その中の1階にTAKENOKOを発見しました。

 

店内に入ると、厨房の真ん中にひとりだけ日本人らしき店員さんを発見・・・いかにも店長っぽい。ネームプレートを見てみると日本人の名前が!

「こんばんわ~」と挨拶をすると「いらっしゃいませ~」と返ってくる!わかなちゃん以外では、久しぶりに耳にする日本語だ!日本語で話しかけると、日本語で返ってくる。日本人同士だから当たり前なんだけど、言葉が通じるってこんなにも素晴らしいことなんだなって改めて痛感させられました!

さっそくメニューをみさせてもらうと・・・ASHIKAGAとかMINAMOTO、ODA、HONSYU、KYUSYUなど、ここが日本だったらギャグなんじゃないかと思うような名前がずらりと並んでいます(笑)。クロアチアだからこそ、許されるメニューの名前ですね♪

 

テーブル席には、ハシとナイフとフォークが置いてありました。

 

そして、ヤマサのしょうゆ!!クロアチアにきてから初めてしょうゆなんて見ました!僕とわかなちゃんは、テンションがあがりっぱなしです!

 

注文したのは、鶏のから揚げ、刺身の切り身とご飯、味噌汁、かんぴょう巻でした。鶏のから揚げは、ガッツキすぎて写真に撮るのを忘れましたが、1番美味しかったです!

味噌汁は、ヒルトンで食べたようななんちゃって味噌汁とは違います!これぞ日本の味噌汁!ウマイ!いや、もしかしたら普通なのかもだけど、ここで食べる味噌汁は格別においしく感じられますっ。味噌汁の器はビッグサイズでした。

 

そして、これが刺身の切り身。値段の割には少ないかなと思いましたが、贅沢をいってはいけません。刺身がクロアチアで食えるのですから!

 

これが、かんぴょう巻。クロアチア人が作っていたので、完成度が低いです(笑)。彼はまだ修行中の身なのでしょうか、それともこれがクロアチア人のアバウトさなのでしょうか。

 

ご飯に関しては、日本のようにふっくら小粒で柔らか~という感じではなく、細長でリゾットに使うようなお米が使われていました。それでもヒルトンホテルの朝食で食べたご飯よりは、10倍はマシです!日本米をクロアチアに輸入すると、コスト高になってしまうんでしょうかね。

ご飯を食べ終えた後、日本人店員さんが「お味はいかがでしたか?」と聞いてきました。なんて気配りの利く対応でしょうか。

ここが日本なら当たり前のことかもしれないのですが、海外に行くとこういった日本人の細やかな気配りや丁寧な対応が、一際目をひきます。

「カードは使えますか?」と聞いたときも、「VISAですか?MASTERですか?」と聞かれたことに、僕はとても驚きました。これがクロアチア人なら「Yes」で会話が終わっていたはずです。

日本人は、お客さんに対してとても丁寧な国民なんだなぁと感じずにはいられません。例えそれが、深夜のコンビニのやるきのない兄ちゃんだとしても、クロアチア人よりは丁寧な対応をしてくれるからです。

お店からでる前にトイレに行った時も便器の位置が低いというだけで感動してしまいました。クロアチアの小便用の便器って、どこも位置が高いんですよね(笑)。

クロアチア人は背が高いんだから当たり前なんだけど、日本料理屋さんにきて便器が低いのをみると、こういうところも日本人を意識して作ってるんだろうなぁと思ってしまいます。

 

18時過ぎ。店内を出て、Tkalčićeva通りを通ってホテルの方角へと戻ります。途中、クロアチア国旗を表すチェック柄のカーブミラーを発見!いちいちかわいいです。

 

オープンテラスでは、地元クロアチア人が一緒になってクロアチアのサッカーチームを応援していました。サッカー好きなクロアチア人らしい光景です。僕もサッカーは大好きなので、一緒に混ざって応援したいぐらいです。

 

この辺りで、わかなちゃんがスプリットで買ったばかりのサングラスを「TAKENOKO」に置き忘れたことに気づき、Uターンしてお店に取りに行ったら、わざわざとっておいてくれました。わーい、どうもありがとう~。

その後、TAKENOKOの近くにあったKONZUMでお買い物。お土産を買い増ししたりして、ザグレブ最後の夜を楽しみました。

 

見たことのない珍しいフィルムを発見したので買ってみました♪

 

ホテルに到着したのは、20時過ぎ。明日は、とうとう帰国の途につきます。午前8時45分発の飛行機に乗る予定なので、寝坊はできません。

寝坊したとしてもすぐにホテルを出発できるように、スーツケースのパッキングを終えてから僕たちは眠りにつきました。

 

 
最後の晩餐は、洋食に飽きてしまった私のために、とっしが日本食に連れて行ってくれました。言葉が通じる素晴らしさが身に沁みました。そして、かんぴょう巻きを食べたとき、白米無しでは生きていけないDNAを持っているんだなぁと、しみじみと幸せを感じました。
 
 
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