往路最後の搭乗手続き/3日目:ザグレブ編
午前9時。ようやくクロアチア行きのフライトの搭乗手続きが始まりました。
待合室には、クロアチア人らしき人物ばかりで、アジア系はどう見回しても僕とわかなちゃんだけ!フランクフルトまでは日本人の乗客がたくさんいたから安心感がありましたが、これからのトラブルは自己解決していかなければなりません。
クロアチア人は基本的に背が高い、体は大きい、顔のホリが深いので、いきなり敵地に踏み込んだような心境です・・・。初心者だと思われるのを避けるため、できるだけ周りをキョロキョロしないようにして、でも警戒心は怠らないようにします。
本当に無事にクロアチアに辿り着けるんだろうか、クロアチアでうまくやっていけるのだろうか、などと不安がよぎります。取り越し苦労であることはわかっていながらも、環境に順応していないうちはいろいろと神経を使うものです。
機内搭乗のアナウンスとともに、乗客が一列に並びます。僕たちもパスポートと航空券を手にゲートをくぐろうとすると、いきなりスタッフに止められた!!またか!いい加減にしてくれー!止められた理由はおそらく決まっている。それは、僕たちが原発の国「JAPAN」からやってきた乗客だから。
ルフトハンザの若い女性スタッフに英語で質問されますが、その人の英語は速すぎて聴きとりづらい!聴きとれる質問にはできるだけ返していたが、聴きとれないときは「Please speak more slowly!」と頼んでみる。
すると、しかとしたかのようにまたパソコンとにらめっこ。そして、電話でセンターと話し合い。どうもいらいらしているようです。
クロアチア人の乗客たちはみなリムジンバスへと向ってしまいました。いつまで待たされるのかと思っていたところに、上写真の左側にうつっているイケメンスタッフが、「心配しなくていいよ、我々のシステム上の問題なんだ。リラックスして待っていてくれ」と、非常にわかりやすく聴きとりやすいイングリッシュで細やかな配慮をしてくれて、僕らに大いなる安心感を与えてくれました。
待たされること10分ほど。なにが原因で待たされているのかがわからなかっただけに、とても長い時間に感じられましたが、「OK!Have a nice trip!」とOKのサインが出たときにはとても嬉しかったのをいまでも覚えています。