行き先国の決定/新婚旅行の準備編

 

新婚旅行先をスペインに決めてから約半年。

まとまった資金が貯まってきて、新婚旅行がいよいよ現実的な段階になったとき、改めて海外旅行先を2人で考えてみました。 スペインについていろいろと調べていくうちに、

「スペインって治安が悪いみたいだね・・・。」
「スリも多いみたいだよね。特に日本人狙われるみたいだし・・・。」
「そもそもスペインって…サクラダファミリアぐらいしかなくね?」
「ってか、なんでスペインに行きたかったんだっけ?」
「よく考えたら、特別スペインに行きたい理由ってないよね。」

という話になり、スペインは旅行の候補先から徐々にはずれていきました。 2人とも初めての海外個人旅行ということもあり、治安があまり良くないという話を聞くだけで、ちょっとひいてしまったところもあります。

それじゃぁ、どこ行こうかと相談していくうちに、「トルコで良いんじゃない?」「そうだねー。僕もまた行ってみたいなぁー。」という展開になりました。僕たちは、1週間ぐらいはトルコ熱が再燃し、「サフランボルに行ってみたいね~」「カッパドキアで気球に乗りたいね!」などと、トルコに行く気満々になっていました。

しかし、よくよく考えれば、僕がトルコに行けば二度目のトルコ旅行になる。1度目の新鮮さ、感動は絶対にないはず。1度行ったところは二度目に行くとさほど感動しないとは、よく聞く話です。

どうせなら、2人とも行ったところのない場所に行こう、しかも日本人があまり行かなそうなところ!、ということになり、今度は消去法で選んでいきました。

まず、アメリカは銃社会だから却下。 アジアは、わかなちゃんが病気になって帰ってきそうだから却下。 グァム、サイパン、プーケット、ハワイ、モルディブなどの、ゆったりまったり型のリゾート地はなにも新婚旅行でいかなくてもいいので却下。第一に、日本人が多そうな時点で却下。

じゃぁ、やっぱりヨーロッパだ。

フランス、イタリアはメジャーすぎて却下。昔、新婚旅行に行くなら「真実の口」でローマの休日ごっこをするのが夢でしたが、もはやそんな若過ぎる夢もどこかにふきとんでしまっていました。

スペイン、ポルトガルは前述の通り、治安が悪そうなので却下。スイスは自然のイメージしかない。普段、山で自然ばかり見ているのに海外に行ってまで自然を堪能したくない。 ドイツは、ドイツ人が横柄そう(←あくまで勝手なイメージである)。オーストリアは、音楽の街?興味持てないなぁ。

イギリス?宮殿もちょっと…。

じゃぁ、イタリアの隣は…

クロアチア...特になにも印象にありません。

思い出すのは、2006年サッカーワールドカップ、日本vsクロアチア戦で川口が見せた神がかりセーブだけ。あれがなければ間違いなく日本が負けていた試合でした。

もうひとつ思いつくのは、クロアチアといえば旧ユーゴスラヴィア

ユーゴスラビアといえば、サッカーファンなら知らない人はいないドラガン・ストイコビッチの故郷でもあります。ピクシー(妖精)の愛称で親しまれ、その華麗なテクニックに酔いしれたサッカーファンは数え切れないでしょう。

また、旧ユーゴ(現ボスニア・ヘルツェゴビナ)といえば、イビチャ・オシム監督の故郷でもあります。少し興味がもてたところで、さっそく本屋に行ってクロアチアのガイドブックを見てみました。

 
最初に目にとびこんできたのが、ドブロヴニクという街。

 

なんて美しいな街なんだ!!

 

赤茶色の屋根がギリシャをほうふつさせる。 クロアチアはヨーロッパの中では治安が良いほうだそうだ。 言語はクロアチア語。英語もだいたい通じるとのこと。

初めての海外個人旅行の僕らにとっては好条件が揃っていました。

さっそく、わかなちゃんに写真を見てもらい、クロアチアを勧めてみると二つ返事で「いいんじゃない」という返答がかえってきました。

 
よし、クロアチアに行こう!

 

日本人観光客も少なそうだ。 さっそくクロアチアの本を2冊買ってきて研究をはじめました。

個人旅行をしたことがない僕たちは、海外旅行は旅行代理店で計画を組んでもらって、飛行機やらホテルの予約やらを丸投げしてしまったほうが簡単だろう、などと考えていました。ツアー旅行しかしたことがない僕は、半ばそういうものだろうと思っていたからです。

とりあえず、わかなちゃんと2人で旅行代理店に出向いてみることにしました・・・。

 

 
ドブロブニクの美しい写真にノックアウトされた私。このときから、ジブリ映画のモデルにもなったらしいこの場所へ「行くんだ!」と嬉しくなったのを覚えています。
 
 
総計 総計
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