フランクフルト空港に到着/3日目:ザグレブ編
現地時間、朝の4時過ぎ。ドイツ・フランクフルト国際空港に到着しました。
外は強い雨風が吹きつけていました。
当然ながらここが目的地ではなく、ここからクロアチア航空に乗り換えてザグレブまで行かなければなりません。まずは、乗換手続き(Transfer) と セキュリティチェックを済ませてから喫茶店休憩といきたいところです。
しかし、ここフランクフルト空港でもルフトハンザ航空の混乱は続いているようです。順番待ちの列が一向に進みません。混雑の原因はまさしく、僕たちが乗ってきた LH711便の処理に手間取っているからでした。
そこに後着便の乗客も次々と並び始め、列は長くなるばかり。偶然にも先ほど機内で助けてくれた竹中直人似の日本人男性が僕らの前に並んでいたので、一緒に話しをながら順番を待っていました。
彼はスペインに向う際の経由地としてフランクフルト空港をよく利用するみたいで、「この空港はいつも乗り継ぎの手際が悪いんだよー」と愚痴をこぼしていました。それに比べて、同じドイツのミュンヘン国際空港は手際がよくて素晴らしい空港だと褒めていました。僕も航空券予約時に経由地をフランクフルトにするかミュンヘンにするかを悩んで、時間の都合上でフランクフルト経由にしたことを思い出しました。
順番待ちし続けること30分以上。まったく前が進まない状況に業を煮やしたルフトハンザのスタッフは「○△×□なご~や○△×□なご~や!!」と英語で乗客に呼びかけ、名古屋出発組みの乗客を先に処理しはじめてくれました。結局、乗換手続きとセキュリティチェックが完了するまで1時間半ぐらいかかってしまいました。
ようやく面倒な手続きを終えて、空港内をうろうろしていると最初に見えてきたのはMcCafe。ドイツまできてマックっていうのもなぁと思い、ここはスルー。
次の搭乗はルフトハンザとクロアチア航空の共同運航便「LH6000便」で、午前9時30分発の予定です。まだ3時間以上の空き時間があります。フランクフルト空港はとても広い空港なので、直前になって慌てないように出発ゲートの場所を事前に確認しにいきました。
ルフトハンザ航空からは、韓国での無料食事券に続き、14ユーロの無料食事券をもらいました。といっても、時間が時間なだけにオープンしている店はそれほど多くはありませんでした。McCafe の隣に、ちょっとオシャレな雰囲気のレストラン「Café Bar」というお店を見つけたので入ってみます
店内に入って席に着くと、テーブルの上が汚れていたので「テーブルクロスはありますか?」と店員さんに聞いたら、「は?なにそれ?」みたいな顔をされたので、テーブルを拭くようなジェスチャーをしてみせたら、日本のレストランやマクドナルドでよく置いてある口元を拭いたりするのに使うナプキンを渡されました。外国のお店では、水でぬらした布巾や雑巾を用意していないんですかね。
注文した商品は、コーヒーとトマトソース・スパゲッティを2つずつ。
わかなちゃんは、韓国でのお買い物のときと同じように、店員さんに日本語が通じるとでも思ったのか、「残り?残り?」と日本語で質問を返していました! 「What?」と、黒人店員さんに怪訝な顔をされていたのがすごく印象に残っています。いま考えればそれも笑えるのですが、一緒にいる僕としては常にヒヤヒヤものでした(笑)。
肝心のお味はというと・・・かなり微妙なスパゲッティでした。麺は伸びていたし、味もさっぱりめで、濃厚な味を求めていた僕としては少しがっかりな感じ。ウェイターの対応もそれなりだったし、レストランというよりファストフードレベルの対応でした。
また、外国のコーヒーのミルクは、開けようとすると一部しか開かないように作られているようです。日本のミルクは全体が開くようになっているのに比べて少し新鮮な感じがしました。下の写真のミルクは、僕が開ける際にミスったからではなく、どうしてもこうなってしまうのです。
簡単な軽食を済ませ、散歩がてらひとつ下のフロアに下りてお店を散策しにいきます。フランクフルト空港で目立つオブジェと言えばやっぱりこれ!BAYER(バイエル)です。ドイツの医薬品会社、バイエル薬品のことです。常時、くるくると回転しています。
特にすることもなくなくなったので、搭乗ゲートで出発の時刻までのんびりと待つことにしました。お菓子食べたり、写真見たり、データをハードディスクにコピーしたりして時間を潰していました。わかなちゃんは、かなりぐったりした様子で出発時の元気がなくなってきていました。
ちなみに、フランクフルト空港では 無料Wi-Fi は使えませんでした。ネットワーク検索してリストアップされるSSID の中からそれっぽいものをいくつか接続を試みてみましたが、いずれもIPアドレスを取得することができませんでした。
フランクフルトでWi-Fi を利用しようと考えている方は、事前に確認しておいたほうが良いでしょう。