スプリット旧市街の散策/5日目:トロギール編
15時過ぎ、ホテル・ベルビューを出てスプリット観光に向かいます。
トロギールでは午前中は曇っていましたが、午後のスプリットでは徐々に晴れてきました。明日の天気も晴れそうな予感がします。
旧市街に出てまず最初にプロムナード(リヴァ)と呼ばれる城壁南側のメイン通りを歩きます。ここはかつては海だった部分で、現在はカフェが立ち並んでいます。夕方になるとライトアップでキレイに彩られます。
プロムナード沿いの「ZLATARNA BELINDA」というアクセサリー店で、わかなちゃんは自分へのお土産にと珊瑚のペンダントトップを買いました。値札は600Kn ぐらいでしたが、「割引できる?」と聞いてみたら、545Knにまけてくれました。ありがとう~。
ブラチェ・ラディッチ広場(Braće Radić)にあるŠkolska Knjigaという本屋です。「Knjiga」とはクロアチアで本屋を意味するので「Školska書店」といったところでしょうか。クロアチア国内で全国チェーン展開している書店だそうです。
なぜこの本屋に入ったかというと、ショーウインドウに「JAPAN!」と書かれたタイトルの分厚い本が飾られていたからです。日本が海外からどのように見られているのか興味がありますよね。
店内に入って、その本を手にとってパラパラとめくっていると、若い女性店員さんが日本語で書かれた本をたくさん持ってきてくれました。全てクロアチアの観光ガイドでしたが、日本ではなかなか手に入りにくいものなので、「クロアチア」という本を1冊、お土産に買っておきました。
わかなちゃんは、旅の指差し会話帳を使って店員さんに話しかけていたら、クロアチア語を頑張って話してくれる日本人に気をよくしたらしく、笑顔で喜んでいました。おまけに、この書店限定のアート風なカレンダーももらっちゃいました。わーい。どうもありがとう!
本屋を出ると、そのまま路地を通って再び大通りにでます。ソテツ?の木がでかい・・・。
プロムナードをまっすぐに歩いていって左折し、フルヴォエヴァ通り(Hrvojeva)沿いの青空市場を通過します。すると、左手にディオクレティアヌス宮殿の銀の門が現れます。
ディオクレティアヌス宮殿には4つの門があり、
・銀の門(Srebrna Vrata)[東]
・金の門(Zlatna Vrata)[北]
・鉄の門(Zeljezna Vrata)[西]
・正門(Gradska Vrata)[南]
とあります。
露天が並ぶ通りをさらに左折すると、正面にグルグール・ニンスキの像(Spominik Grgura Ninskog)が見えてきました。グルグールさんの左足の親指に触ると幸運が訪れるといわれています。ちょうど金の門の目の前にグルグール像はあります。
これがグルグール・ニンスキの親指です。黄金に光っています。親指を触っていると、たまたま近くにいた外国人観光客から、「この親指に触ると願い事がかなうんだよ!」と親指をポンポンと叩きながら説明されました。そのことはガイドブックを読んで知っていたけど、あえて知らなかったような顔をして、驚いたフリをしてあげました。
グルグールさんを見た後は、ディオクレティアヌス宮殿には入らずに、宮殿の外壁をまわって路地裏に入っていきます。メニュースタンドの立っているお店の店員さんに、「良かったらきてね~」とチラシを渡されました。
こういった小径が絵になる路地がスプリット旧市街にはたくさんあります。上空から階段に差し込む光がキレイでした。
ナロドニ広場に到着。この広場は旧市街の中心にある大きな広場です。ヴェネチア時代には市庁舎が置かれており、政治の中心として機能していました。
周囲にはカフェやレストランが立ち並び、クロアチアでは有名なカフェ「グラツカ・カヴァナ」(Gradska Kavana) もこの広場にあります。以前にも説明しましたが、「Gradska」は「街の」、「Kavana」は「カフェ」の意味です。
時間も16時過ぎなので、お客さんも少なくなっているようですが、昼間のこの広場は観光客でごったがえしています。
陰っていた寂しげな路地裏に西日が差し込んできました。
一旦、プロムナードに出ました。徐々に日が沈んできています。
プロムナード沿いに、スプリットの街のかたどった模型がありました。かわいい~。
ホテルの近くに戻ってきたので、一旦、トイレ休憩のために部屋に戻りました。少し休んだ後は、夕食を食べにでかけます。今日はどんなおいしい料理が食べられるかな。