サマータイムの恐怖/11日目:帰国編
今日は日本に帰国する日。僕はサマータイムに翻弄されることになります。
午前4時。ケータイのアラームで起こされます。
5時にアラームをかけたはずなのになぜ4時に起こされたんだろうと、腕時計を確認してみると時計の針は朝の4時を指し示していました。
やっぱりまだ4時か・・・と、再び寝ようとしましたが、念のためにGPSのデジタル時計を確認してみると、表示は午前5時なっていました。それはまさしく、起床しなければならない時間でした。
あれ!?どっちの時計が正しいんだ!?
今度は、家から持ってきた目覚まし時計を見てみると、それは4時の針を指していました。もうなにがなんだかわからなくなってきました。とりあえず、いままで使っていた腕時計を信じることにして、あと1時間寝ることにしましたが、なんとなく不安でそのまま寝れなくなってしまいました。
それから50分ぐらいベッドに横になっていて、不安になってホテルの1階フロアに下りてフロントの時計を見に行ってみると、なんと6時!?
え!?6時15分にはホテルを出発しなきゃ間に合わないのに!!
何が起きたのかよくわからず、とりあえず猛ダッシュで出発の準備をしてホテルをチェックアウトしました。昨日の夜、スーツケースのパッキングを済ませておかなかったらもっとパニックに陥ってたところでした。
6番のSopot行きのトラムに乗って、ザグレブ中央バスターミナル(Autobus Kolodvor Zagreb)まで行きます。イェラチッチ広場ともさよならです。
トラムの車内から、ライトアップされたストロスマエル美術館(Strossmayerova galerija starih majstora)が見えました。
ザグレブ中央バスターミナルに到着して、ザグレブ国際空港行きのエアポートバスに乗り込むと時計は5時20分となっていた。僕のGPSの時計より1時間早い時刻を示していました。
ザグレブ空港に着いて時間を見てみると、時間はGPSの時計のほうが合っていました。このときは、もしかしてサマータイムが関係しているのかな?ぐらいにしか考えていませんでしたが、日本に帰国してからクロアチアのサマータイムのことを調べてみると、
なななな、なんと!
ということがわかりました。3月の最終日曜日ということは、まさに僕たちが帰国するその日にサマータイムが実施されていたのです!
危ない危ない、もし乗り遅れていたら航空費だけで15万以上余計に払うところでした。無知とは恐ろしいものです。海外に行ったらアナログ時計は信用するなってことですね・・・!今回は、GPSの衛星時計に救われました。